CHARACTER
カミエ
所属作品:カードアース
カミエは、『カードアース』のタクト編に登場する、ゲームの運営を担う人物です。前作のカードアースから運営に携わり、新たに同じ側へ来たタクトの教育係として姿を現します。プレイヤーの頃には要望を送る側だったタクトにとって、彼女はその言葉を受け取っていた相手。初対面の挨拶から、かつての要望を正確に持ち出され、タクトは早くもたじたじになります。敬語を基調にした短い返事と、無表情のまま差し出す湯呑み。歓迎の言葉にも鋭い皮肉が混じりますが、タクトはこの人とうまくやれそうだと感じます。ゲーム内の公式イベントでは、サービス旺盛なタクトの隣で、規約を守って遊ぶよう淡々と呼びかける役回り。その温度差が、二人ならではの掛け合いになります。遊ぶ人の声を受け止める仕事は、どんなものなのか。タクトの視点が変わっていくそばで、運営の日常を具体的に見せてくれる人です。
要望の向こう側にいた人
タクトを迎えたカミエは、前作時代の要望フォームを全部読んでいたと告げます。しかも、月に四十通届いた言葉を、本人の前でそらんじてみせるほど。「忘れられると思います?」という返事には、長く対応してきた相手ならではの重みがあります。それでも彼女は、厄介だった客が運営側に来ることを「いちばんの補強」と呼びます。手強い相手を、そのまま頼もしい同僚として迎える挨拶です。
「テンプレは正義です」
カードアース2の記念イベントでは、二人ともゲームを運営するGMとして登場します。プレイヤーに囲まれ、冗談も口にするタクトに対し、カミエは直立不動。一言を求められても「規約を守って楽しく遊んでください」と返します。「テンプレの人だ」という声にも、自分の調子は崩しません。堅い言葉を堂々と重ねる姿が笑いを生み、この対照的な二人は、以後の公式イベントでも司会を務めるようになります。
謝るなら、今日の仕事で
運営側になったタクトの朝には、何百通もの問い合わせが待っています。かつて自分が送った言葉に似た要望を読むうちに、彼はカミエの立場を実感し、過去の分まで謝ろうとします。そこで返ってくるのは「利子をつけて仕事で返してください」という一言と、今日の六百二十通。昔のやり取りを引き合いにしながら、会話はすぐ目の前の仕事へ戻ります。短い応酬の中に、二人が同じ側で働くようになった変化が表れています。