CHARACTER
リボン
所属作品:カードアース
リボンは、『カードアース』のレナティア編に登場する、小さな魔法使いです。ぶかぶかの初心者ローブに、大きなリボンの髪飾り。頭の上には「リボンちゃん」という名前が浮かんでいます。第三章「陽炎」でコルセットに連れられて現れ、狸とレナティアに見守られながら街を歩きます。鳩を本気で追いかけ、色とりどりのポーションをジュースだと思い、狸の尻尾を両手で掴む。見慣れた街の景色も、彼女には遊びたいもの、触ってみたいものでいっぱいです。ところが、スライムを相手に「ぽちっとな!」とボタンを押すと、その動きは一変します。魔法を唱え、反撃を避け、正確に次の動作へ進む姿に、レナティアも驚きます。無邪気な言葉と巧みな動きのあいだには、操作を助けるマクロの存在がありました。楽しんでいる本人と、その動きを支える仕組み。リボンとの出会いは、ゲームで遊ぶとはどういうことかを、身近な場面から問いかけます。
街いっぱいの遊び相手
広場の鳩を追うリボンは、「つかまえたら、なかまになる?」と尋ねます。狸も捕まえたら仲間になった、という彼女の理屈に、尻尾を掴まれた当人は大慌て。ポーション屋では、店番が赤い光を付けてくれた水を大事そうに飲み、「あまくない」とこぼします。冒険に役立つかどうかより、目の前のものが気になる。その率直な反応が、街の飾りや店先で過ごす時間にも、小さな出来事を生んでいきます。
呼びかけから始まるにぎやかさ
狸には「たぬきのおじちゃーん!」、レナティアには「れなてぃあおねえちゃん!」。リボンの呼びかけは、出会ったばかりの相手にもまっすぐです。「おひめさまみたい!」と褒められたレナティアは、すっかり心をつかまれます。コルセットから見守りを頼まれた狸は、尻尾がもたないと彼女に助けを求めることに。二人の会話にリボンの声が加わると、いつもの冒険とは少し違う、にぎやかな街歩きが始まります。
「ぽちっとな!」の向こう側
スライムと一緒に跳ねていたリボンが、ボタンひとつで正確に戦い始める。狸はその仕組みを、決められた動きを実行する「操作の台本」のようなものだと説明します。コルセットが用意したマクロです。何を見て避けたのかと聞かれても、返事は「ぴょんってしたから!」。楽しそうな声は変わりません。初めて読むときは、巧みな戦い方だけでなく、その動きを見たレナティアの戸惑いにも注目してみてください。