星猫くるる HOSHINEKO KURURU

S056 別々の住所の夕食

別々の家へ帰る前の夕食を、遥と圭が二人で用意する。

AI が作成 / 人間が未査読 / コンセプト・ターゲット無し / キャラクターデザイン無し / 体裁が未整備

7,246字・約15分

S056-1 S1 米を二人分

米を量るカップの縁を指でなぞり、すり切りにする。もう一杯。同じことを二度してから、内釜を流しへ運ぶ。十八時二十分。背中のすぐ後ろで、圭が食器棚を開ける。扉が私の肘に当たらないだけの幅を残して立つ、その足の位置が見える。私は水を入れ、白く濁る前に一度捨てる。水を切るあいだ、米を押さえた手のひらに、冷たさが薄く残る。

玄関には圭の鞄がある。台所からは見えないが、来たときに置いたのを私は見ている。藤野圭、三十五歳。私、三崎遥、三十二歳。交際して二年になる私たちは、これまでも同じ住所には住んでいない。けれど仕事の帰りに寄って、一緒に食べてから帰れる距離だった。その距離が今日で変わる。圭の引越しはもう済み、古い勤務地での最後の勤務も今日で終わった。

「一年は向こうで暮らす。今夜も、向こうの家へ帰るよ。」

圭は棚から茶碗を二つ出す。隣県の新居まで鉄道で約二時間。月曜日には新しい勤務地へ行く。期間は一年。それが短くなるかどうかは決まっていない。私は知っていることを、流れる水の音の中で、ひとつずつ受け取り直す。初めて聞く話ではないのに、今夜という言葉だけが内釜のすぐそばにある。まだ炊いていない米と、もう決まっている帰り先が、同じ台所に並ぶ。

「うん。私はここに帰る。今日は、二人分を炊こう。」

私は水を目盛まで入れる。釜の外側を拭き、炊飯器へ戻して蓋を閉める。開始の表示を確かめると、圭は二つの茶碗を作業台の端へ置く。向きが少し違う。揃えようとして、やめる。ご飯をよそうときにはどちらも手に取るのだから、今ここで完璧に並べる必要はない。その小さな不揃いに、帰らなくていい理由を探してしまいそうな自分がいる。

今日は白いご飯と生姜焼き、きゅうりの塩もみ、豆腐と葱の味噌汁を作る。梨を食べ、最後にほうじ茶を飲む。食材は揃っている。料理の順番なら、何を先にして何を待つかが分かる。米が炊けるまでには、切るものと焼くものがある。私はその順番を確かめながら、圭がここにいる時間も同じように配分したくなる。けれど炊飯器の蓋を閉めたことは、今夜の終わりを遅らせる工夫ではない。

二人分という量は、一人分を諦めた量でも、明日も二人でいるという印でもない。今夜、二人で食べるための量だ。そう思えるところまで手を動かす。私は内釜を洗った水を流し、濡れた指を布巾で包む。圭が出した茶碗の底は乾いている。これから入るご飯の温度をまだ持たない二つの器に、私の手の湿りだけを移さずに済む。

食器棚の扉を圭が閉める。私はその手を見ている。一年後の手ではなく、今、扉を静かに押す手だ。転勤の事情も、土日が原則休みであることも、二人が互いの住所を知っていることも変わらない。その中に夕食を置く。圭の家へ私の家を重ねるのではなく、別々の帰り先を持つ二人の分を、この釜で炊く。

S056-2 S2 きゅうりの塩もみ

十八時三十五分、圭の包丁がきゅうりを薄くする。丸い切り口が倒れ、次の一枚に寄りかかる。私はボウルを近くへ置く。圭は包丁の広い側を使い、切ったものを寄せて移す。手の甲には水が一滴ついている。私は塩を振る前に、ボウルを持つ自分の指を縁の外へずらす。圭の手が入り、私の手も入るだけの場所を作る。

塩を混ぜると、硬かった輪切りが指に沿う。私はすぐ絞らず、少し置く。その間なら、次に会う日のことを言える。鍋が沸いているわけでも、肉を返す途中でもない。包丁はまな板に置かれ、圭は私の方を向ける。私は、別れ際までしまっておけば大切な言葉になる、と考えかける。しまっておいた言葉が、玄関で急いで扱うものになるのも分かる。

「次の土曜、十三時に、ここの駅の東口で会おう。」

時刻まで言ったあと、私はきゅうりを見る。まだ水気を絞っていない。来週の土曜日は二人とも原則の休みに入る。ここへ来るなら圭には約二時間の移動がある。十三時という数字は、その距離を短くしない。私が駅に立つことと圭がこちらへ来ることを、同じ一点に結びつけるだけだ。いつでもいいと言うより狭く、ずっと待っていると言うより小さい。

「わかった。僕がこっちに来る。土曜の十三時、東口で。」

圭は私の言った順番で、日と時刻と場所を返す。駅のどちら側かまで、私の耳に戻る。頷く私の手はボウルを回し、底へたまった水を見える方へ寄せる。圭の言葉から分かるのは、ここへ来ると今決めたことだ。既に来てくれたことでも、この先ずっと必ず来られることでもない。私はその違いを小さく見積もらず、今ある約束を受け取る。

きゅうりを二人で絞る。私が握った分を小鉢へ置くと、圭が残りをすくう。強く握るほどよいわけではない。指の間から落ちる水を待ち、形の残ったものを取り出す。私の分と圭の分は、鉢の中では見分けがつかなくなる。次の一握りを圭に残せたことを、私はその手が空になるまで見ている。二人で作るときの速さは、二倍という数にはならない。

土曜の十三時までを、全部、待ち時間にしたくはない。私はここで暮らす。圭は向こうで暮らす。その間を早く消してしまえたら楽だと思う自分も、ちゃんといる。けれど白いカレンダーを一つの予定で塗りつぶしたら、会う日の輪郭まで見えなくなりそうだ。私の夜が全部、圭の不在のための場所になることは、私が望んでいる交際の続け方とは違う。

小鉢を卓へ運ぶ前に、底を布巾へ一度当てる。濡れた輪を残さないための動作だ。約束にも、こうして表に出るものと、その下で必要な手間があるのだろうと思う。ただ、それを圭が同じように考えているかは分からない。圭は空のボウルを流しへ移している。その動作を見るところで、私は自分の考えを止める。

東口は、私がこちらから行ける場所で、圭が向こうから来られる場所になる。そこまで決まった夕食には、まだ生姜焼きと味噌汁が足りない。私は小鉢を卓の中央より少し横へ置く。これから二枚の皿が来る。予定を一つ決めても、今夜やることは残る。それが少しありがたい。

S056-3 S3 生姜焼き

十八時五十分、熱したフライパンへ肉を広げる。端が縮み、平らだった一枚に厚みが出る。私は箸で間を空ける。圭は生姜醤油のたれを持ち、私が受け取れる側へ器を差し出す。たれを全部使う前に肉を返す。圭の手はまだ器を持っている。急がせずに待ってくれていることは、その手が動かないので分かる。待っている間の気持ちまでは、私には分からない。

会う日を一つ決めたからといって、平日の夜が元に戻るわけではない。仕事帰りに一緒に食べられる近さはなくなる。電話なら顔を見せに来る二時間はいらないが、圭の夜をこちらへ引き寄せる時間は要る。私は肉を返し終え、箸を持つ手を止めずに、言葉の長さだけを確かめる。焼くことを口実に省いてしまえば、決めたかった部分がまた曖昧になる。

「水曜の二十一時から十五分、電話しよう。難しい週は前日までに一言送って、別の日を相談しよう。」

毎日でも、一時間でもなく、水曜の十五分。私は言い終えてから、少なすぎるという感じをすぐには追い払えない。十五分で足りる話ばかりとは限らない。しかし話の全部を、約束を決める今ここで先に持っておくことはできない。難しい週にも使える道を残す。予定を守れなかったという事実だけで、関係を判断しないための言葉として、前日までと相談を一緒に置く。

「それなら続けられる。水曜の二十一時、十五分。難しいときは前日までに知らせる。」

圭が差し出したたれを受け取り、私は肉へ回しかける。生姜の匂いが熱で近くなる。器の底に残った分を傾けて待ち、圭へ返す。圭はそれを作業台に置き、皿を二枚寄せる。続けられる、という言葉は今の圭の返事として聞く。一年先までの実績にしてしまわない。約束をした口と、皿を出す手が同じ人についている、その当たり前のところに私は目を戻す。

たれが薄く煮詰まって肉につく。私は片方の皿へ置き、もう片方へ置く。枚数を数えて、それぞれの皿の空いているところを確かめる。二人分に分ける動作は、圭の食べるところを自分の皿の外に残す。電話の十五分も、それに少し似ている。ただし残りの時間を、相手がこちらの望む通りに使うという意味ではない。圭が新しい家でどう過ごすかを、私は見ていない。

返事が来るまでの長さを、時計で全部測り始めたくなる夜はあるだろうと思う。それは圭の未来についての予言ではなく、私が今感じる心配だ。だから今、応答をどの速さで返すかまでは決めない。決まったのは電話の開始と長さ、難しい週の知らせと相談だけ。それ以上に約束を増やすと安心になる、という考えには乗らずにおく。安心を全部、圭の手間にしてしまいたくない。

火を止め、皿の縁のたれを確かめる。圭が皿を置いた位置は、私が両手で持ちやすい。私は一枚を少し手前へ引き、もう一枚を隣に寄せる。水曜と土曜のあいだには、名前を付けていない時間がある。その時間も含めて、一年を過ごすのだと思う。今夜の二人分を作る手が、相手の一年を作る手になるわけではない。そこを間違えずに、私は熱い皿を持つ。

S056-4 S4 豆腐と葱の味噌汁

十九時五分、圭が鍋を温める。豆腐の角が汁の中で揺れ、葱の緑が縁へ寄る。私は火を弱め、味噌を溶く。溶け残りがないか、匙の裏を一度見てから鍋へ戻す。汁を煮立てないようにしていると、炊き上がったご飯の方へ圭が目を向ける。二つの茶碗を取り、私は蓋を開ける。上がってきた湯気が顔の下を温める。

茶碗へご飯をよそう。生姜焼きの皿、塩もみの小鉢、汁の椀を卓へ運ぶ。何往復かして、台所で手を伸ばしていた向きとは違う向きで圭と座る。向かい合うと、皿の向こうに圭の手がある。椀を持つ指が見え、その下にある卓は私の家のものだ。圭がここで食べることと、この家を帰宅先にしないことが、どちらも卓の上にある。

「今夜は、着いたら一言送る。」

圭は椀を置いて言う。これから二時間ほどかけて戻る先を、私は住所として知っている。そこへ今夜帰る圭を、玄関の外から先まで見続けることはできない。到着の一言を受け取れば、移動が終わったことを圭から知れる。その一言を頼りにしたいと思う。頼りにしたいからこそ、その後にもこちらを見ているよう、圭へ求めたくはない。

「ありがとう。私の返事は待たずに休んでね。」

私がいつ返せるかを、今ここで新しい約束にしない。圭が着いてから、二人の夜をもう一度同時に閉じる必要はない。おやすみの一往復がない夜を、心配の証拠にしないために言う。圭は箸を取り直す。私はその先が肉へ向かうのを見て、汁を飲む。味噌と葱の味がする。普段と同じ味だ。その味で転勤が遠のいたり、寂しさがなくなったりはしない。

ご飯を食べ、肉を食べ、きゅうりを少しずつ取り分ける。さっき絞った輪切りには、まだ歯で切れる硬さがある。圭が小鉢を取りやすい場所へ動かすと、私は自分の椀を少し引く。言葉で決めた約束の間に、言葉にするほどでもない場所の調整が入る。今夜いくつもしたその調整を、私は遠くから再現できるわけではない。それでも、ここにいる間はこの手でできる。

圭の皿にある肉は、私の皿より先に減っている。私が遅いから圭も同じ速さで食べるべきだとは思わない。私は自分の分を噛み、椀の湯気が薄くなるのを見る。二人の食事は、全てを同時に終える仕事ではない。違う速さの二人が同じ卓にいる時間だ。今夜の到着連絡も、同じ時刻に眠るための合図にはしない。その違いを、汁の残りを飲みながら確かめる。

器の中の量が少なくなるにつれて、食べ終わる時刻が近くなる。私は空いた部分を見て、もう少しゆっくり食べればと思う。ゆっくりにすること自体はできる。でもそれで今日を終わらない日にすることはできない。椀を両手で持ち、最後の汁を飲む。圭も食事を終える。二人分を炊いた釜から始まった夕食が、二人の空の茶碗に分かれて、卓に残る。

S056-5 S5 梨を半分ずつ

十九時三十五分。梨を一個、手の中で回す。薄くむこうとすると皮の幅が途中で変わる。私はそこを切り直さず、刃の向きを少し戻す。圭は私がむいた梨を受け取り、芯を除く。私の持っていた丸いものが、二人で食べられる形になる。半分ずつ皿へ分ける。どちらの半分にも、芯があったところに小さな空きができる。

食卓に戻り、私たちはそれぞれの携帯のカレンダーを開く。私は次の土曜の欄へ十三時、駅東口と入れる。電話は水曜二十一時、十五分。圭も自分の画面へ入力する。私から見えるのは、圭の指が止まり、また動くところまでだ。画面に関係の印を探すのではなく、日時と場所が合っているかを確かめる。そのために先ほどの言葉を、ここでもう一度聞く。

「土曜は僕が来る。電話は水曜。これで合ってるね。」

圭の確認に、私は顔を上げる。携帯の中にある土曜日を見ていた目が、圭を捉える。会う日を決めてほしかったのは、白い欄を埋めるためではない。この人と会うためだった。それなのに予定が入った途端、欄にちゃんと書いたことの方を大事にしそうになる。予定表の小ささは便利で、そこに入らないものまで小さくしてしまいそうで、少し用心が要る。

「合ってる。会う日も、電話の日も、二人の予定にしたい。」

私は入力を終える。圭も自分の携帯を卓へ置く。画面は別々で、携帯を交換はしない。同じ一つの予定が、私の予定と圭の予定の両方になる。誰か一人が全部覚えて、もう一人を呼び出す形にはしない。言ったことが二人の手を通り、それぞれが持って帰れるところへ入った。それでも持ち帰るのは住所まで一緒になるという意味ではない。

梨をかじる。甘い汁が出て、私は皿の上で手を止める。圭の皿にも同じ梨の残りがあるが、私が感じる甘さを同じ強さで感じているかは分からない。半分ずつという分け方で確かめられるのは、私だけが梨を食べないことだ。相手の味覚を全部知ることではない。私は次の一切れを取り、形が違う分、持ち方を変える。

土曜に会う約束ができたからといって、月曜から金曜のどこへでも圭を呼べるようになったわけではない。水曜の十五分も、一緒に台所で黙っていられる時間の代わりを全部するわけではない。失うものを、約束の数で埋め合わせようとしていないか、私は自分に確かめる。今決めた二つの予定を大事にするには、それで埋まらない場所があると知っておく方がよさそうだ。

皿に残った梨を食べる。皮をむく前より量は少なくなっているのに、二人で分けた後の方が、今夜何を食べたかをはっきり言える気がする。具体的な量を一緒に食べたということは、交際を続ける理由の一覧にはしない。理由を数え始めたら、足りない項目を圭に提出してもらいたくなりそうだ。私はそういう夕食を望んでいない。

携帯を手元へ戻すと、入力した時刻がまだそこにある。圭の手元にもある。二つの住所のあいだに、会う場所を一つ決めた。それで今夜は帰れる、と思う。帰ってほしいという意味ではない。帰ることを、ここで作った約束を捨てることと同じにしなくて済む、という意味だ。私は空いた梨の皿を重ね、最後のお茶の場所を空ける。

S056-6 S6 ほうじ茶と片付け

十九時五十分、圭がほうじ茶をいれる。私は流しへ食器を運ぶ。茶碗の内側を洗い、指で縁を確かめる。圭は湯呑を置いてから、洗った器を拭く。水滴を残したまま棚へ入れないように、器を回して底も拭く。台所に並んで立つ最後の作業が、大きな身振りを要らないことに私は助けられている。最後らしく振る舞う方法を、二人で決める必要がない。

皿と椀が棚へ戻る。二つの茶碗は、乾くのを確かめるために作業台に置く。私の手から圭の手へ移ったものの数は、洗い物の数だ。それを、圭にしてもらったことの数として覚えようとはしない。今夜の借りを土曜に返す、という約束は作っていない。二人で使った器を二人で片付ける。その仕事が済んだところで、お茶を飲める。

ほうじ茶は持った湯呑から香る。私は口を付け、圭が向かいで飲むのを見る。さっき肉を食べていた卓には、二つの湯呑だけがある。皿を片付ければ、その下の面が見えてくる。私は空いたところを寂しく感じながら、汚れを残しておく気にはなれない。何かが残れば圭がまだいる印になる、という考えで、明日の自分の台所を埋めたくない。

お茶を飲み終える。湯呑も洗い、圭が拭いて戻す。二十時十分になる。圭は玄関へ鞄を取りに行き、私はその後を歩く。台所と玄関の距離は短い。圭の帰り道は、その先に続く。私に見えるのは、鞄を持ち上げた圭と、靴を履くところまでだ。二時間先の家へ着く場面を、今夜の続きとしてここから見たことにはできない。

「じゃあ、土曜に。」

鞄を持っていない方の手が、私の近くにある。私はそれに自分の手を重ねる。握り返される力を感じる。手のひらが合う一瞬に、一年を全部預けることはできない。でも今、握ったことは分かる。どちらが先に離すかを試すのではなく、離れられるだけの緩さにする。言葉をもう一つ足したくなり、それは、もう決めた日を言う言葉になる。

「うん、土曜に。」

手を離す。圭が帰る。私は見送ってから台所へ戻る。戻ったところが私の帰り先だ。先ほどまで圭が立っていた場所にも、私は足を置ける。空いた床に新しい意味を急いで付けず、作業台を見る。乾いた茶碗が二つある。圭と拭いたものを、最後に私が棚へ収める。今夜ここに残る人の手でできる、短い続きの仕事だ。

棚の奥へ片方を押し込みすぎないようにして、もう片方を隣へ置く。次に使う時刻は、茶碗には書いていない。土曜の十三時と水曜の二十一時は、私の携帯に入っている。器が未来を保証するものになる必要はない。洗われて乾き、ここに収まればいい。その前で私は、今夜の夕食を終えられる。

寂しさはある。圭が帰ったことを、約束ができたから嬉しいことだけに直せはしない。一年という長さも、約二時間という距離も、そのままだ。ただ、ここから続ける交際のために、二人は日と時間を決めた。私は自分の家にいて、圭は自分の家へ帰る。二つの茶碗の並ぶ棚を閉める。閉じた扉の前で、私はもう一度、私の分の夜に立つ。

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