星猫くるる HOSHINEKO KURURU

MAKING

クラウドで考え、手元で作る――自分の機材と目的から、最初の AI の道具を選ぶ

目的と手元の機械に合わせて、最初の AI の道具を選ぶ案内。

公開日

この記事は AI が書きました

道具の許諾を確かめて、自分の作品を作ってみませんか。

この案内は、自分の作品を作りたい人が、手元の PC と目的から最初の道具を選び、AI に手伝ってもらいながら安全に動かすためのものです。アプリやインストーラは配りません。誰でも手に入る標準の道具(ComfyUI と、公開されているモデル)の選び方と、AI の使い方のコツを書きます。

  • 書いてある数字は、書いた時点で私たちが測った値か、公開元の目安です。版が変われば変わります。動くことは保証できません。
  • 許諾についての文は、公開元の条文を私たちが読んだものです。法的な助言ではありません。使う前に、各道具の「一次資料」を自分で読んでください。確認日より後に条件が変わっていることがあります。
  • 自分だけで楽しむ場合にも、道具ごとの条件があります。使う道具の許諾と公開先の決まりを確かめてください。

1. 3つの問いで、最初の道具を選ぶ

問い1:何を作りたいか。 絵/絵の手直し/声(読み上げ)/歌/音つきの動画/考える・調べる・見てもらう。

問い2:手元の機械に何があるか。 大事なのは GPU のメモリ(VRAM)と、PC のメモリの2つです。Windows の対応 GPU ならタスク マネージャーの「パフォーマンス」で、GPU の「専用 GPU メモリ」と「メモリ」の量を見られます。

問い3:作ったものをどう使うか。 自分だけで楽しむ/無料で公開する/作品を売る/人に生成させる・モデルを配る。最後の2つは、道具ごとの許諾で可否が分かれます(§3)。

早見表(詳しい条件は §3 の各道具へ)

作りたいもの VRAM 8GB 級 VRAM 12GB 級 GPU なし
絵(イラスト) Anima か SDXL。8GB 相当に絞った試験で完走 → §3-2・§3-3 同じ。12GB の実機で完走 ChatGPT の画像生成(§3-8)
絵の手直し(色を替える・物を消す) Qwen-Image 2.1。動くが1枚 約7〜11分(推定)。測ったのは単純な1例だけ。許諾に灰色あり → §3-4 Qwen-Image 2.1(実機で1枚 約2〜3分半)。代わりの FLUX.2 klein は公式の目安が約13GB ChatGPT の画像生成
声(読み上げ) Irodori-TTS Small。8GB では測っていない → §3-6 同じ。12GB の実機で完走 —
歌 ACE-Step 1.5 XL。8GB 相当で完走したが、公式の目安は 12GB 以上 → §3-7 同じ。12GB の実機で完走 —
音つきの動画 勧めません(PC のメモリを約28GiB 使う) → §3-5 MiniMax H3(480p で約11分)。地域の条件あり。代わりは Wan2.2 → §3-5 —
考える・調べる・見てもらう ChatGPT・Claude(§3-8・§5・§6) 同じ 同じ

迷ったら、絵から始めてください。 ここで測った SDXL の例は待ち時間が短いためです。許諾は選ぶモデルごとに確かめてください。

2. 数字の読み方

この案内の数字には4種類あります。同じ表に並んでいても、確かさが違います。

印 意味 確かさ
【実機 12GB】 RTX 3080 Ti(VRAM 12GB)で実際に動かした時間。Windows の WSL にメモリ 24GB(スワップ 64GB)を割り当てた。モデルの読み込みを含む1回の値 実測
【8GB 相当】 RTX 4090 で、GPU のメモリの確保を 8GiB 相当に絞って測った時間。処理プロセスのメモリを 16GiB か 32GiB に制限した(OS 全体の搭載メモリの再現ではありません) 実測。ただし物理の 8GB のカードでは測っていません。共有メモリへの逃がしが起きるかも確かめていません
【推定】 RTX 3060 級で待つ時間の、粗い換算(【8GB 相当】の約5倍など) 未検証の見込み
【公式】 公開元が書いている目安 公開元の条件での値。ComfyUI で動かしたときとは違うことがあります
  • 測定日は、【8GB 相当】の H3 が2026年10月13日、画像3種と歌が10月14日、【実機 12GB】が10月24〜25日です(いずれも日本時間)。その入力と設定に限った結果です。
  • 8GB 相当の RAM 制限は処理プロセスに掛けたもので、OS や共有メモリの余白は含みません。SDXL の RAM 制限は起動引数の記録だけで、動作中の設定値は取得していません。
  • VRAM 使用量は、画像3種が PyTorch の確保済みメモリの最大値、歌が GPU 全体の専用メモリの観測最大値です。指標が違うので、そのまま大小を比べられません。
  • 1回か数回の測定です。1枚・1本ごとの時間で、ばらつきは調べていません。
  • 「完走」は最後まで出力できたという意味で、品質の良し悪しではありません。

3. 道具ごとの条件

各道具に、必要な性能・使ってよい範囲・地域・合わないときの代わり・一次資料(確認日)を並べます。確認日は日本時間です。

3-1 ComfyUI(すべての土台)

  • 何に使う:画像・動画・声・歌のモデルを、ノードをつないだ図(ワークフロー)で動かす無料の道具。§3-2〜§3-7 の道具は、すべてこの上で動かす前提です。
  • 入れ方(公式の3つ):
    • Desktop 版:Windows 10 以降(NVIDIA か AMD の GPU を推奨)、macOS(Apple シリコン)、Linux。
    • Portable 版:Windows だけ。NVIDIA の GPU か、CPU だけ。
    • 手で入れる方法:いろいろな GPU に対応(NVIDIA・AMD・Intel・Apple シリコンなど)。
  • 必要な性能:【公式】の要件のページに VRAM の目安はありません。動かすモデルで決まります(各道具の欄)。公式のページ自身が「更新が速く、この文書が追いつかないことがある」と書いているので、入れる日に読み直してください。
  • 使ってよい範囲:GPL-3.0。私的・無料の公開・作品の販売とも使えます。GPL はプログラムの許諾で、作った絵や音そのものには掛からないと私たちは読んでいます。ComfyUI を改造して配るときは GPL に従います。
  • 地域:許諾に地域の制限はありません。
  • 一次資料:System Requirements(公式の導入の案内)(2026-10-29 確認)、LICENSE(2026-10-29 確認)

3-2 SDXL base 1.0(絵)

  • 何に使う:文から絵を作る。アニメ調の派生モデルもあります。今回測った派生は SDXL 用の生成ワークフローで動かしました。
  • 必要な性能:
    • 【公式】README に VRAM の数字はありません(足りないときに CPU へ逃がす方法だけ)。
    • 私たちが測ったのは SDXL の派生のモデル1つです。base そのものは測っていません。同じ構造なので近い値と見込んでいます(推定)。
    • 【8GB 相当】1280×720・16 step:1枚 約7秒、VRAM 約5.5GiB。処理プロセスを 16GiB に制限した条件でも完走。
    • 【実機 12GB】1920×1080・20 step から 2880×1624・10 step へ拡大して 42.4秒(読み込み込み。上とは解像度と工程が違う)。
    • 【推定】RTX 3060 級で1枚 約35秒。
  • 使ってよい範囲:CreativeML Open RAIL++-M。私的・無料の公開・作品の販売とも可。モデルの商用利用も可。ただし付属書 A の使い方(法に反する・人を害するなど)はできません。派生のモデルを配るときは、この制限を引き継ぎます。
  • 派生のモデル:許諾はモデルごとに違います。配布ページの条件を読んでから使ってください(例:Illustrious XL v2.0 は creativeml-openrail-m の表記)。
  • 地域:許諾に地域の制限はありません。
  • 合わないときの代わり:同じイラスト向けに Anima(§3-3)。
  • 一次資料:SDXL base 1.0 のモデルカード(2026-10-29 確認)、Illustrious XL v2.0(2026-10-29 確認)

3-3 Anima(絵・アニメ調)

  • 何に使う:アニメ調のイラスト。
  • 必要な性能:
    • 【公式】README に VRAM の数字は見当たりません。
    • 【8GB 相当】768×768・20 step:1枚 約5秒、VRAM 約4.2GiB。処理プロセスを 16GiB に制限した条件でも完走。
    • 【実機 12GB】1024×1024・30 step で 24.3秒(読み込み込み。上とは大きさと step の数が違う)。
    • 【推定】RTX 3060 級で1枚 約25秒。
  • 使ってよい範囲:CircleStone Labs Non-Commercial License v1.2。
    • モデルは非商用だけ。作った絵は商用も可(条文 2.e)。公式の README が挙げる可の例:絵の販売、有償の依頼、有料のゲームなどの素材にする。
    • 別の許諾が要る例(同じ README):モデルを API に載せて料金を取る、有料の画像生成サイトに載せる、有料のゲームや製品にモデルを組み込む。
    • 無料でも、第三者が直接使う・第三者に影響する使い方(人に生成させるなど)は、非商用の範囲に入らないと条文にあります(1.c)。
    • 個人は、自分で作った派生のモデル(LoRA など)を売れます(2.c)。
    • Anima は NVIDIA の Cosmos-Predict2 の派生なので、NVIDIA Open Model License も掛かります。NVIDIA の条文には、利用時の安全措置と AI 倫理の条件、Cosmos のモデルや派生モデルを配るときなどの表示条件があります。使う前に両方の許諾を読んでください。
  • 地域:CircleStone の許諾に、地域を除く定めはありません(輸出規制の定めはあります)。
  • 合わないときの代わり:モデルそのものを製品やサービスに使いたいなら、SDXL base(§3-2)。
  • 一次資料:Anima のモデルカード・LICENSE.md・NVIDIA Open Model License(2026-10-29 確認)

3-4 Qwen-Image 2.1(絵の手直し・絵)

  • 何に使う:絵の一部を文で直す(色を替える・物を消すなど)。文から絵も作れます。
  • 必要な性能:
    • 【公式】README に VRAM の数字はありません。
    • 【8GB 相当】INT8 の重みで、Turbo(1024×1024・8 step)が1枚 約87〜93秒、通常版(40 step)が約123〜131秒。VRAM 約6GiB。PC のメモリは約12〜21GiB 使いました(Turbo はメモリ 16GiB の制限でも完走)。
    • 測った手直しは、白地の赤い円を青に替える1例だけです。 人物・文字・写真・複雑な手直しの品質と時間は測っていません。
    • 【実機 12GB】同じ円の課題で Turbo 126.8秒、通常版 198.9秒(読み込み込み)。
    • 【推定】RTX 3060 級で Turbo 約7〜8分、通常版 約11分。
  • 使ってよい範囲:Qwen-Image 2.1 Research License。条文と公式の説明を分けて示します。
    • 条文:モデルと文書(Materials)は非商用、つまり研究・評価のためだけ(§2)。
    • 公式の説明(2026-09-21、公式アカウントの X の投稿):「出力は許諾の対象(Materials)に入らない。生成した画像などの権利は利用者のもの」。ただし、作品を作るための実行そのものが §2 の「商用目的の利用」に当たらない、とまでは明言していません。
    • 再配布:研究・評価の非商用目的に限り、モデルや派生を配ることは認められています(§2・§3)。許諾の写し、権利表示、変更した旨の表示などの条件があります。製品・サービスの一部として提供する場合も §2 の範囲に従い、無料というだけでは条件を満たしません。商用利用には別の許諾が必要です。
    • 名前と表示:派生モデルや製品・サービスの主な名前に「Qwen」を使えません(説明のための使用は可、§4c)。出力で学習したモデルを配るなら「Built with Qwen」または「Improved using Qwen」の表示が要ります(§4b)。
  • 地域:地域を除く定めはありません(輸出規制の注意だけ)。
  • 合わないときの代わり:FLUX.2 klein 4B(Apache-2.0。【公式】約13GB・RTX 3090/4070 以上。私たちは 8GB・12GB で測っていません)。ほかに手直し用の Qwen-Image-Edit-2509、文からの生成用の MOSS-Image-Base(どちらも Apache-2.0。私たちは使っていません)。
  • 一次資料:LICENSE(2026-10-29 確認)、公式の説明 @Alibaba_Qwen・@QwenDevs(2026-10-29 確認)、FLUX.2 klein 4B(2026-10-29 確認)

3-5 MiniMax H3(音つきの動画)

  • 何に使う:絵や文から、音つきの短い動画を作る。
  • 必要な性能:
    • 【8GB 相当】480p・8秒:1回だけ完走して 約6分(358秒)。PC のメモリを約28GiB 使いました。設定を比べる試験は途中の誤りで止まり、終わっていません。
    • 【実機 12GB】480p で 662秒(約11分)、768p で 4,232秒(約70分)。どちらも ComfyUI の起動の設定を軽くした条件です。
    • 【推定】RTX 3060 級の 480p で約30分。
    • 私たちの目安:VRAM 12GB・メモリ 32GB から(推定)。8GB 級には勧めません。
  • 使ってよい範囲:MiniMax H3 License。
    • 私的・無料の公開・販売は、下の地域の内なら可。
    • 商用の製品・サービスの年間収益が2,000万ドルを超える場合は別の許諾が要ります(IV.1)。商用の製品・サービスでは画面に「MiniMax H3」と表示します(IV.2)。
    • 公開の場では、機械で作ったことをはっきり示すのが義務です(利用方針 12)。
  • 地域(大事):許諾の地域は「全世界から EU・英国・韓国・米国を除いたところ」です(I.5)。英国・EU では使えません。韓国・米国も許諾の対象外です。その外では、モデルも、作った動画も、使う・複製する・配る・見せることができません(V.4)。
    • 日本の人が日本で作り、日本で使うのは許諾の内です。
    • 世界中から見える場(SNS など)に出すことがこれに当たるかは、条文からははっきりしません(灰色)。
    • 時間貸しで借りる機械がこの地域にあるときも、地域の外で使うことになると読めるので、避けてください。
    • 除かれた地域の組織は、公式の申請書で許諾を求められます(公式の Q&A。審査あり)。
  • 合わないときの代わり:Wan2.2 TI2V-5B(Apache-2.0、地域の制限なし)。【公式】公式のスクリプトで、CPU へ逃がす設定を付けて 24GB 以上(RTX 4090 など)。ComfyUI での必要量は測っていません。H3 とは別のモデルなので、手順と設定は公式の例で確かめてください。
  • 一次資料:LICENSE(2026-10-29 確認)、License の Q&A(2026-10-29 確認)、Wan2.2 TI2V-5B(2026-10-29 確認)

3-6 Irodori-TTS v4.1 Small(声・読み上げ)

  • 何に使う:日本語の文を読み上げる。
  • 必要な性能:
    • 【実機 12GB】1回 21.0秒(読み込み込み)。
    • 8GB では測っていません。
    • 大きい版(Large)は、12GB でもそのままでは載らず、一部を CPU へ逃がして 74.2秒でした。許諾も Small とは別です。取る前に Large のページを読んでください。
  • 使ってよい範囲:MIT と、モデルカードの倫理の決まり。私的・無料の公開・販売とも可。本人のはっきりした同意なく声を真似る・なりすますことはできません。 人を欺く合成音声も不可です。
  • 地域:許諾に地域の制限はありません。
  • 一次資料:Irodori-TTS v4.1 Small(2026-10-29 確認)

3-7 ACE-Step 1.5 XL SFT(歌)

  • 何に使う:歌詞と曲の雰囲気から、歌入りの曲を作る。
  • 必要な性能:
    • 【公式】12GB 以上(CPU へ逃がす+INT8)、16GB 以上(CPU へ逃がす)、20GB 以上(逃がさない)、24GB 以上で XL と 4B の言語モデルを含む完全な構成。重みは bf16 で約18.8GB。
    • 【8GB 相当】60秒の曲で 約78〜80秒、VRAM 約6.5GiB。処理プロセスのメモリ 16GiB の制限でも完走(ComfyUI の CPU への逃がしを使った条件)。公式の目安より小さい条件で動きましたが、物理の 8GB のカードでは確かめていません。
    • 【実機 12GB】79.3秒(読み込み込み)。
    • 【推定】RTX 3060 級で 2.4〜5.2分。
  • 使ってよい範囲:MIT(ComfyUI 用の配布は Apache-2.0 の表記。どちらも許可の広い許諾)。モデルカードに「生成した曲は商用に使える」とあります。実在の歌手や曲を真似る指示を使う前に、出す先の決まりを読んでください。
  • 地域:許諾に地域の制限はありません。
  • 一次資料:ACE-Step 1.5 XL SFT(2026-10-29 確認)、ComfyUI 用の配布(2026-10-29 確認)

3-8 ChatGPT・Claude(考える・調べる・見てもらう・導入を手伝ってもらう)

  • 必要な性能:手元の GPU は要りません。
  • 作ったものの権利:
    • OpenAI の利用規約(個人向け、2026-01-01 発効):利用者は出力を所有し、OpenAI は出力について持つ権利を利用者に譲る、とあります。EEA・スイス・英国に住む人には別の規約が掛かります。
    • Anthropic の Consumer Terms(2025-10-08 発効):規約を守る限り、出力について Anthropic が持つ権利(あれば)を利用者に譲る、とあります。
  • してはいけないこと:各社の利用方針に触れる生成。中身はこの案内では確かめていません。
  • 地域・プラン:使える国と、どのプランで何が使えるか(手元の PC を操作する道具を含む)は、この案内では確かめていません。各社の案内で確かめてください。
  • 一次資料:OpenAI Terms of Use(2026-10-29 確認)、Anthropic Consumer Terms(2026-10-29 確認)

3-9 そのほか(手順の途中で出てきたら)

  • 背景を消す:RMBG-2.0 は CC BY-NC 4.0 で、この無償許諾では売る作品には使えません(商用は別契約)。代わりは BiRefNet(MIT)。どちらも私たちは 8GB・12GB で測っていません。一次資料:RMBG-2.0・BiRefNet(2026-10-29 確認)

4. 機械を用意する

  • 持っている PC で始める:VRAM 8GB 級なら、絵と歌は動く範囲があります(§3。物理の 8GB では未確認)。待ち時間は長めです。
  • 新しく買うなら:VRAM 12GB 以上、メモリ 32GB を目安にしてください。この試験を踏まえ、PC のメモリにも余裕を取ることを勧めます(Qwen-Image 2.1 で約12〜21GiB、H3 で約28GiB 使いました)。値段は変わるので、ここには書きません。
  • 空き容量:モデルは1つで数GB〜20GB 前後あります(例:ACE-Step XL は【公式】で約18.8GB)。始める前に余裕を持って空けてください。
  • 買えないなら、時間貸しで借りる:GPU の機械を時間単位で借りられるサービスがあります。料金と規約はサービスごとに確かめてください。
    • 機械のある場所を見る:H3 は EU・英国・韓国・米国の機械では使えないと読めます(§3-5)。
    • 人に生成させる場合は条件を確認する(Anima は非商用の範囲外。Qwen-Image 2.1 は研究・評価の非商用目的などの条件に従う。§3-3・§3-4)。
    • 作ったものは自分の PC へ持ち帰り、借りた機械には残さない。

5. AI に導入を手伝ってもらう(安全に確かめる手順)

ChatGPT や Claude に「この PC で ComfyUI と〇〇が動くようにしてください」と頼んで、手順の案を出してもらえます。ここでは導入の成功率は測っていません。ただし、AI は間違えることも、確かめずに進めることもあります。次の順で、自分が確かめてから実行してください。

手順 0:始める前に

  • 大事なファイルの写しを取っておく。
  • 作業用のフォルダを1つ決める。手元の PC を操作する道具(Claude Code・Codex など)は、そのフォルダで起動する。
  • 普段使いのアカウントで作業する。GPU のドライバーの更新など管理者の権限が要る操作は、AI に任せず、公式の手順で自分で行う。
  • パスワード・API キー・個人の情報を AI に貼らない。

手順 1:先に調べてもらい、計画だけを出してもらう(まだ実行させない)

頼み方の文例:

この PC で ComfyUI を動かし、[作りたいもの]のモデルを使いたいです。GPU は[型番](VRAM[〇]GB)、メモリは[〇]GB、OS は[Windows 11 など]、空き容量は[〇]GB です。
まだ何も実行しないでください。 ComfyUI の公式の導入の案内(docs.comfy.org)と、モデルの公開元のページを調べてから、この PC に合う方法を1つ選び、次の表にしてください:手順・入れるもの・入手先の URL・置き場所・必要な空き容量・管理者の権限が要るか・消したり上書きしたりするものがあるか。
公式でない入手先を使う手順があれば、その理由を書いてください。モデルの許諾で、私の使い方([自分だけ/無料で公開/販売])ができないものがあれば教えてください。

手順 2:計画を確かめる

次のどれかに当たる手順があれば、実行の前に AI に理由を聞き、納得できなければ外してください。

  • [ ] 入手先が、公式のサイト(または公式のサイトがリンクしている先)や、モデルの公開元のページではない。
  • [ ] モデルのファイルが .safetensors ではない(.ckpt・.pt・.bin などは、読み込むときにプログラムが動きうる形式です。出所が確かなものだけにする)。
  • [ ] 拡張(カスタムノード)を、目的に要らないのに入れる。入手先がはっきりしない、使っている人が少ない。
  • [ ] ネットから取ったスクリプトを、中を見ずにそのまま実行する(例:curl … | sh、iwr … | iex)。
  • [ ] ファイルを消す・上書きする、システムやセキュリティの設定を変える、セキュリティソフトを止める。
  • [ ] ComfyUI を家の外や他の機械から開けるようにする設定(例:--listen 0.0.0.0)。使い方が分かるまでは、自分の PC からだけ開く。
  • [ ] パスワードや API キーを求める。

手順 3:「実行の前に聞いてくる」設定で動かす

手元の PC を操作できる道具は、版によって、聞かずに進める設定が既定のことがあります。導入の作業のあいだは、実行できる範囲と承認の設定を確かめてください。

  • Claude Code:公式の説明では、v2.1.283以降の対話型ターミナルの組み込み既定は「auto」(別のモデルが判断し、あなたに聞かずに進む操作がある)ですが、設定や利用可否によって変わります。導入では「manual」にします。起動するときに claude --permission-mode default、または起動後に Shift+Tab を押し、画面に「manual mode on」と出ることを確かめます。manual では、通常はファイルの書き換えやコマンドの実行の前に聞いてきます。ただし、許可済みのルールやサンドボックスの設定による例外があります。ls など読むだけの決まったコマンドも聞かずに動きます。(公式の説明:Security・Permission modes、2026-10-29 確認)
  • Codex:codex --sandbox read-only --ask-for-approval on-request で起動すると、読み取り専用の範囲でコマンドを実行でき、範囲外の操作には許可を求めることがあります。許可されたコマンドは承認なしで動き、ネットワークが有効なら通信もできます。使っている途中なら /permissions で読み取り専用に切り替えられます。(公式の説明:Agent approvals & security、2026-10-29 確認)
  • ブラウザやアプリのチャット:AI が出したコマンドを、自分で1つずつ貼って実行します。貼る前に「このコマンドは何をしますか。何かを消したり上書きしたりしますか」と聞きます。
  • 「以後は聞かない」「すべて許可」は、導入の作業では選ばないでください。設定や名前は版で変わるので、使う日に公式の説明を見てください。

手順 4:1つずつ実行し、結果を見せる

  • 1回に1つの手順だけを実行し、出た文字を全部 AI に見せてから次へ進む。
  • 誤りが出たら、誤りの文を省かずに丸ごと貼る。一度に直すのは1か所だけにする(何が効いたか分かるように)。
  • 計画に無い手順を AI が足そうとしたら、手順 2 の目で確かめ直す。

手順 5:動いたことを確かめ、記録を残す

  • ComfyUI がブラウザで開け、最初の1枚が出るところまでを確かめる。
  • 版(ComfyUI・GPU のドライバー)、モデルのファイル名、どこから取ったか、設定を、作業のフォルダのメモに残す。後で環境を作り直すときの手掛かりになります。
  • 終わったら、導入のために広げた許可を元に戻す。

それでもうまくいかないとき

  • 誤りの全文と、手順 1 で出してもらった表を一緒に渡し、「原因の候補を3つと、それぞれの確かめ方を」と頼む。
  • 動かないことと、絵が思いどおりでないことは、別の問題として分けて考える。

6. クラウドの AI を上手に使うコツ

6-1 アプリを入れて使う

  • ファイルの渡しやすさなどを比べ、自分に合うアプリを試してください。手元の PC の操作を任せられる道具(Claude Code・Codex など)もあります。使えるプランは各社の案内で確かめてください。

6-2 下絵はクラウドで、仕上げは手元で

  • 下絵・案・参考の絵は、ChatGPT の画像生成で作れます。
  • 仕上げや、クラウドの規約で断られやすい絵は手元で作ります。

6-3 絵を見てもらう

  • 見る観点を先に渡す(指の数・文字・顔の崩れ・頼んだ物があるか)。
  • 1枚に点を付けてもらうより、2枚を比べて理由を言ってもらう。点数だけで判断しないための提案です。
  • 声・歌・動画の良し悪しを AI に判断してもらう方法は、まだお勧めできる段階ではありません。自分の耳と目で確かめてください。
  • クラウドの規約に触れる絵は見せない。

6-4 調べてから提案してもらう

  • 提案の前に、必ず調べてもらう(提案の根拠を確かめるため)。調べる機能(ChatGPT の deep research、Claude の Research など)を使う。
  • 何案か出してもらい、案ごとの意図も説明してもらう。案どうしの違いの軸をそろえてもらうと比べやすくなります。
  • 生成のための文(プロンプト)も作ってもらえます。

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